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平成27年度第2回疾病コーディングセミナー

 本年第2回目のコーディングセミナーを平成27年10月31日(土)(13:30~16:00)に札幌厚生病院にて開催いたしました。

 この日、世間ではハロウインで盛り上がっている中、最終的には21名に参加いただきました。
 コーディング演習を主体とした内容にニーズがどれだけあるのか不安もありましたが、募集期間が短いにもかかわらず、 約半数が前回出席者というリピーターに支えられての開催となりました。

 今回は、コーディング時の見落としがちな点や詳細コーディングの着眼点を中心とし、「診療記録から読み取るコーディング」をテーマに、サマリおよび手術、病理レポートを含めた7症例を各個人で演習を行ってもらいました。
 新生物や合併症、二重分類等、普段体験しない分野(章)もあったかと思いますが、皆さん熱心に参加され、休憩時間やセミナー修了後も多数の質疑や相談を受け、参加者と一緒に学習出来たことを委員一同嬉しく思います。

 統計活用のためにはデータの精度が課題です。コーディング業務における実際の場面では、サマリ以外の診療記録も確認や、コード変換のための情報収集、病態理解による分類への分別、もともとの診療記録が充実しているかなどコーディングテクニック以外にも様々な要素が精度を高めるために必要となります。また、臨床現場で体感する機会も少ない中で、書面から理解するというのは大変な労力を伴い、日々苦労しているのではないでしょうか。

 セミナーでは、実務が少しでも楽に、そして充実出来るよう一緒に学習する機会を設けて行きたいと思いますので、みなさん一緒にがんばりましょう。
 今後ともよろしくお願いいたします。

【文責:近藤】