活動レポート

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第154回北海道診療情報管理研究会学術集会(報告)

2019.06.18 UP

第154回北海道診療情報管理研究会学術集会が下記の日程で開催されました。
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日 時:平成31年3月16日(土)13時30分~17時00分 会 場:第一三共株式会社
参加された方の参加レポートをご紹介します。

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◆第Ⅰ部講演
「最新の UICC TNM 悪性腫瘍の分類 第 8 版を学ぶ」 国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策情報センターがん登録センター 院内がん登録室 診療情報管理士 江森 佳子 様

 第1部では、主に第8版のUICC TNM分類についての内容でした。
基礎的なT・N・Mの分類についての解説をはじめ、第7版から第8版への変更点を中心にお話いただき、UICCに掲載されていることだけでなく、分類する上での注意点等を交えての内容だったため、初級者研修で覚えた内容の復習から、実務においての注意すべきことも理解できました。
 今回学んだことをもとに正しいTNM分類を登録することで、 集計されたがん登録データを活用することにつなげられるのではと感じました。

IMG_0671◆第Ⅱ部講演
「画像を読む!放射線診断専門医は画像の何を見て判断しているのか」
北海道公立大学法人 札幌医科大学 放射線診断学 講師   山 直也 様

 第2部では、画像診断を読み取ることについての内容でした。
 なぜこのような診断に至ったのか、なぜこの条件で撮影することになったのか等の理由を知ることができ、CT・MRI・PET診断の特性や画像処理についてなどもお話いただいたため、普段何気なく見ているCTやMRIの画像やレポートについて、理解を深めることにつながりました。
 毎日がん登録の業務に携わっている私にとって、先生も講義の所々でおっしゃっていましたが、丸暗記するだけでなく理由を知ることによって、画像診断の意味や患者の病勢を理解したうえで病期分類を登録できるようになるのではないかと思いました。
 大変有意義な研修となりました。どうもありがとうございました。

IMG_0658【文責:鈴木いづみ、担当理事:宮津】

生涯教育セミナー(上級)

2019.04.12 UP

生涯教育セミナープレ上級が下記の日程で開催されました。
開催日:平成31年2月16日(土曜日)
場 所:北海道大学病院 会議室棟 症例検討室
単元「BSC -基礎と応用」(13:45~15:15)
単元「コミュニケーションスキル」(15:30~17:00)

参加された方の参加記をご紹介します。

《生涯教育セミナー参加記:砂川市立病院 医事課診療情報係 松嶋ゆかり》
 生涯教育セミナーとして、初めて2月16日に開催された上級を対象としたプレ開催の案内を頂きました。
プレ上級001
Ⅰ. 「BSC-基礎と応用」  講師:産業医科大学病院 本野勝己 先生(13:45~15:15) 
 当院でも導入しているBSCの活用などを学びたく参加させて頂きました。(医療関係者はBSCと聞くとベスト・サポーティブ・ケアが頭に浮かぶと思いますが、今回はバランス・スコアカードという経営戦略のシステムです。)
 諸外国や民間企業においてBSCは普及しており、病院のBSCの目的は、病院が永く存在する為には安定した経営が重要である事から、顧客の動きを可視化して良質な医療を提供する為に評価を数値化した戦略ツールである。
 BSCは、「ミッション・ビジョン・戦略・戦術」をテーマに「財務・顧客・プロセス・学習」に分かれた各数値目標をアクションプランシートに書き出し、PDCAサイクルにて検証していきます。
 資料の中には、SWOT分析もあり、身近なところから問題意識や改善対策も可能であると気づく事も出来ました。

プレ上級002
 演習問題も用意されておりましたが、一人で取り組むモノではなく、自院の部署長等が意見や知恵を出し合い、自院のめざすビジョンを決めるところから始まるものであると認識しました。
 他院では宿泊合宿のようなイベントを実施している話を拝聴し、取組みの崇高さに敬服致しました。
 最後に、診療情報担当者はデータを扱っている為、ファシリテーター役を担って、経営に参画していく事も望まれていると感じました。


Ⅱ. 「コミュニケーションスキル」  講師:王子総合病院 久保理事(15:30~17:00)
 久保理事は、看護師の有資格者であり、患者に寄り添う事や新人看護師の指導経験等を基にしたコミュニケーションの基礎をご講演頂きました。
 資料の中に「自分のタイプを知ろう」という事で、クイズ形式の心理テストや設問に答えて自分のタイプを知る時間もありました。採点表にて4タイプに分け、そのタイプ別に対応の際に気を付ける例等をご提示頂きました。
 4タイプは簡単な目安であり、相手との意思疎通をはかる事は難しいですが、相手に対し「興味を持ち、リサーチを惜しまない」事は、自分のコミュニケーションのスキルを高める事にもつながるとの事でした。
 当係においても、様々な世代が働いておりますが、一人ひとりの趣味や特技などにも興味を抱く事は、対人感度を上げコミュニケーションスキルを高める事に繋がり、今後もアンテナを広げていく事が大事であると思いました。
 次回は、グループ分けでシミュレーションなどの実践も検討して頂けるようですので、参加したいと思っております。

プレ上級003
《生涯教育部より》 最後に参加者アンケートの一部をご紹介いたします。
・演習を行いそれに対して意見やアドバイスを聞きたいと思った
・とても分かりやすかったです。次回を楽しみにしています。
・講義中に言っていたBCSの基礎を今日は学べたので、演習問題を次回はグループワークで行い  たいと思いました。
・自分の事も相手の事も改めて分かったので良かったです。
・上司や後輩とのコミュニケーションは難しいとところがありますが、自分のタイプを知る事や相手のタイプを考えて接することで少しでも円滑になればいいなと思いました。
・ディスカッションでいろいろな話を聞けて良かったです。
・自分を知る機会となり、勉強になりました。

 『生涯教育セミナー』は、診療情報管理士の卒後教育・生涯教育として会員の方々のご意見を参考にさせて頂きながら今後も取り組んで参ります。

 次回セミナーでもお会いできますことを願っております。

【文責:久保】

第153回北海道診療情報管理研究会学術集会(報告)

2019.04.12 UP

 平成30年12月15日(土)株式会社ほくやくにおいて「第153回北海道診療情報管理研究会学術大会」が開催されました。

レポートは下記リンク先よりご参照ください。

※レポート内容が充実しているため別ファイルにて公開いたします

次回の学術集会でもお会いできますことを願っております。

【担当理事:宮津】

生涯教育セミナー(中級)

2018.12.27 UP

生涯教育セミナー(中級)が下記の日程で開催されました。

開催日:平成30年11月17日(土曜日)
場 所:北海道大学病院 会議室棟 症例検討室
単元「がん登録データ活用論」 (13:45~15:15)
単元「研究・発表 -基本のキ- 」(15:30~17:00)

 最初の単元は北海道診療情報管理研究会のがん登録斑 三橋理事が前半、後半を初山理事が担当し、「がん登録データ活用論」について、2つめの単元は久保理事より「研究・発表 -基本のキ- 」と題した講義が行われました。

「がん登録データ活用論」
 がん登録に係るデータの利活用について、がん登録推進法や院内がん登録に係る指針のなかでも示されている重要な業務の一つであるが、日々の登録業務に追われ、利活用まで行えていない施設も多いと推察される。
 そこで、前半は三橋理事より、臨床・疫学の視点から、がん登録が実際どのように利活用されているのかの解説、既存報告書を見る際のポイントや注意点、統計資料の作成方法について解説を通して利活用の手法のヒントをつかむことを目的とした講義でした。
セミナー01

 後半は、初山理事によるデータの品質管理や病院マネジメントの視点からのデータ利活用についてでした。品質管理では、『QC 7つ道具』や『BIツール』を利用する方法と実際に使用している例も紹介頂きました。病院マネジメントの視点のでは、全国がん登録モニタリング集計を利用し自院のがん診療を医療圏のシェアで評価する方法を解説して頂きました。
セミナー02

「研究・発表 -基本のキ- 」
 診療情報管理士養成カリキュラムには、『研究』に関する単元が無いため、『研究』を基本的に学ぼうというものでした。内容は、研究(発表)の手順・取り組み方やリサーチクェスチョン、日々業務で実施していることに着目して研究(発表)につなげる話し。質的研究と量的研究の違いや研究計画書の作成など基本的なものでした。
 また、『発表することで意識して物事に取り組めるようになる。』『人に説明する時に論理立てて説明できることが増える。』等の面があり自分の考えをアウトプットして、自⼰研鑽と共に考えを整理することをお薦めする。全国学会よりも敷居の低い『北海道診療情報管理研究会学術大会』でチャレンジしてみましょう︕『デビュー戦は、研究会で︕』と発表につながることを期待した言葉で締めくくられました。
セミナー03

 『生涯教育セミナー』は、診療情報管理士の卒後教育・生涯教育として会員の方々のご意見を参考にさせて頂きながら今後も取り組んで参ります。  次回セミナーでもお会いできますことを願っております。

【文責 久保】

生涯教育セミナー(初級)

2018.12.20 UP

生涯教育セミナー初級が下記の日程で開催されました。
開催日:平成30年10月6日(土曜日)
場 所:北農健保会館(芭蕉)
単元「医療制度概論」(13:30~14:30)
単元「がん登録概論」(14:45~15:45)
単元「人体の基礎 -呼吸- 」(16:00~17:00)

参加された方の参加記をご紹介します。
《生涯教育セミナー参加記:北海道大学病院 医療支援課 診療録情報係 成田 知穂》
10月6日に開催された生涯教育セミナー初級に参加させて頂きました。
セミナー01
Ⅰ.「医療制度概論」 講師:北海道大学病院 初山理事(13:30~14:30)
 日本の医療に関連する諸状況や、医療法、医療保険・診療報酬制度、高齢化に向けての対応、ビッグデータの利活用についてでした。
 様々な題材の講義でしたが、わかりやすい解説で多くの参加者が問題や課題をより身近に感じられたと思います。医療制度や医療を取り巻く環境を把握することで、診療情報管理士として関わる業務の目的を理解することができます。
 講師の初山さんがおっしゃっていたように、「与えられた業務に何となく取り組むのではなく、その目的を考える」という姿勢は、業務の質を高め、診療情報管理士としてのスキルアップに繋がっていくものだと感じました。多くの資料をいただいたので、これからの学習課題とし、より深い理解を目指します。
セミナー02
Ⅱ.「がん登録概論」 講師:王子総合病院 三橋理事(14:45~15:45)
 それぞれのがん登録の特性や、がん登録に関係する法律体系、病期分類、がん登録の研修体制等、基礎的な部分を中心に講義をして頂きました。
 がん登録初心者やこれから取り組まれる方でも、がん登録についてしっかり理解することができたのではないかと思います。
 がん登録データを活用することで、がん医療の質の向上や対策の充実、専門的ながん医療を提供する医療機関の実態把握と、がん患者および家族等の医療機関の選択に役立つなど、多くのメリットがあります。そのために登録者はがん登録について基礎から理解し、ルールを守ってデータを蓄積していく必要があると感じました。
セミナー03
Ⅲ.「人体の基礎 -呼吸- 」 講師:王子総合病院 久保理事(16:00~17:00)
 呼吸器の解剖生理を理解するという目標から、「肺の構造」、「肺のメカニズム(①換気の仕組み、②陰圧・陽圧)」、「ガス交換(①拡散、②ガス分圧)」、「換気量(肺胞換気量と死腔)」について講義をして頂きました。
 診療情報管理士の教育課程には解剖・生理学もありますが、疾患中心のものが多く、まるで学生に戻ったかのような新鮮な気持ちで講義を受けることができました。
 「肺のメカニズム(①換気の仕組み、②陰圧・陽圧)」では、注射器に風船を入れた小道具が登場したりと、楽しく、とてもわかりやすい講義でした。
 生涯教育セミナーで今後も『人体の解剖・生理』の講義が取り入れられるようですので、今後もぜひ参加して解剖・生理への理解を深め、業務へと繋げていきたいです。
セミナー04
《生涯教育部より》 最後に参加者アンケートの一部をご紹介いたします。
○自分が行っている業務が「何のために?」「何か目的で?」と言う疑問を持ちつつ業務に携わりたいと強く感じました。
○知識として持ち合わせなければならない情報ですが、なかなか自分の中で理解できていない部分なので、少しでも理解できるように興味ある部分から調べていこうと思いました。
○e-Learningを利用しながら勉強していきたいと思いました。
○学校で学べたことの再確認を行うことが出来ました。肺炎での死亡率等も上がっていますし、今後も注目して学習していきたいと感じました。とても分かりやすく学習することが出来ました。ありがとうございました。
○体の基礎はとても分かりやすかったです。がん登録概論もすんなり頭に入ってきて分かりやすい内容でした。活用させてもらいたいと思います。

 『生涯教育セミナー』は、診療情報管理士の卒後教育・生涯教育として会員の方々のご意見を参考にさせて頂きながら今後も取り組んで参ります。
 次回セミナーでもお会いできますことを願っております。

【文責:久保】

第152回北海道診療情報管理研究会学術集会(報告)

2018.10.25 UP

 平成30年6月30日(土)株式会社モロオ ANNEX-1において「第152回北海道診療情報管理研究会学術大会」が開催されました。

※当日カメラ故障のため、講師及び会場の模様を撮影することができませんでした。予めご了承ください。

◆第一部講演
「医療安全と診療記録~記録の記載、監査、院内教育」 講師:嶋崎明美 先生 
 
 診療記録の記載、監査、院内教育、今、まさに学びたい内容のひとつでした。ちょうど、当院の診療情報管理委員会で、質的カルテ監査の実施回数や方法について検討しているところだったため、何かを掴んで帰りたいという気持ちで参加しました。
 今回の講演の中でもっとも印象的だったのが、参加者全員で行った「模擬カルテ開示」のロールプレイでした。
 最初に、医療安全と診療記録~記録の記載の目的、監査方法、院内教育の手法について、多角的な視点からより良い記録の在り方についてご講演いただいた後、参加者全員で、患者役、医療者役を決め、シナリオ(模擬カルテ記録)を元に患者役は医師役へ質問し、医師役は質問に対する回答を行いました。
 実際に自分が、医師役を演じてみて、回答の根拠となる記録がなく回答に困窮するといった状況を体験し、十分な記載の必要性を理解することができました。
 また、患者家族役の立場で質問をする際には、記録だけを見てもどんな方針で治療が行われたか、患者の意志や訴えがどのような形で診療に反映されたか分からず、医師へ詳細な説明を求めたくなる体験をし、良い記録のありかたとは、ロールプレイでやりとりした質問と回答が記載されていることだと理解しました。
 また、SOAPに沿った記録の大切さを改めて感じました。今回、嶋崎先生の病院で、実際に使用されている質的監査チェックリストという貴重な資料もご提供いただいた上に、講義、ロールプレイから、沢山の学びを持ち帰ることができました。今後、質的監査を進めいていく上で、新しい風を取り入れられそうです。 

◆第2部講演
「医療行為分類(ICHI)とは~今後の活用と診療情報管理士の関わり~」講師:瀬尾善宣 先生

 医療行為の多様化・高度化等が進む中で、その分類の国際的な標準化が必要です。現在WHOで検討されている医療行為の国際分類(ICHI)の状況および基本構造についてとICD-11改訂の動向についてご講演いただきました。
 ICHIはWHO国際ファミリー分類において、ICD、ICFと並んで中心分類であること。「医療行為」の定義が「Health Intervention」、「介入」という言葉のように発展している点などおはなしされました。
 また、日本国内における診療行為に関する分類の現況について、Kコードや外保連手術試案、その基幹コードSTEM7等、「情報の利活用を見据えた対応」として検討が進められていることが話されました。
 ICHIの構造では、STEMコードが7桁でその後ろにExtention Coadを付記する、「Target」(身体の部位、他)「Action」(診断、治療、管理、予防、他)、「Means」(アプローチ、他)から構成されることが胆嚢摘出術等を例に説明されました。
 ICHI開発のタイムラインは、2019年10月final版発表、2020年5月世界保健総会(WHA)でWHOによる承認を目指すというもので、既に公表されているβ版への意見提出が可能となっていると話されました。
 ICD-11改訂の動向では、「開発の目的」として①医学の進歩に対応した新しい知見の導入のため専門家を組織、②疾病・統計だけではない複数の使われ方を想定、③漢方など伝統医学の導入、④病名コードだけではない疾病概念を含めた情報体系へと進化、⑤電子環境での活用を前提としたシステム(冊子体を作らない)、⑥新しい章の追加、などです。
 2018年6月にすでにリリースされ、2019年5月のWHAでの承認、2022年1月からICD-11での報告開始という予定とのことです。この変化の時期に、普段あまり意識してこなかった点について改めて学んでいきたいと思いました。

【文責:本間、担当理事:昆】

生涯教育セミナー(中級)

2018.09.13 UP

生涯教育セミナー中級が下記の日程で開催されました。

開催日時 :   平成30年8月4日(土) 13:45~17:00
開催場所 :   北農健保会館 芭蕉
単元「医療統計概論」(13:45~15:15) 単元「病院事務総論」(15:30~17:00)
38名の方に申込頂きました。

参加された方の参加記をご紹介します。
《生涯教育セミナー参加記:愛心内科・消化器科クリニック 西村 智嘉男様》
 平成30年8月4日(土)に開催された生涯教育セミナー(中級)医療統計概論と病院事務総論に参加しましたので、セミナーを聞きながら思ったことを、自分自身のつぶやきを含めて述べさせていただきます。
 ただ、本来はセミナー終了後にすぐ記載すればいいものを、ずっと後から思い出しながらの記載になりました。そのため、私の記憶違いが多々あるかもしれませんが、そこは、ご愛嬌と思ってご勘弁下さい。

【医療統計概論】
・佐藤先生オリジナルの当たりくじ、外れくじのお話からスタート。
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・推測統計のお話。母集団と標本の関係図のスライド。教科書にも良く出てくるこうしたスライドを見るたびに、なんで母なのだろうかと思ってしまいます。統計学用語なので、それは仕方ないのかもしれませんが・・・・。
・正規分布の説明が終了し推定の話へ。一部のデータで全体を予想する。これこそ統計の得意とするところだと思います。
・母分散、標本分散、不偏分散。分散が3種類もあることが、推定を理解する上でのキーワードでしょうか。
・大数の法則と中心極限定理を経て、95%信頼区間。確率という数字で人に説明できることは統計のいいところだと思います。人に説明する時に説得力が増すと思います。
・その後、t分布やカイ2乗分布等を経て、検定のお話へ。
・母平均の差の検定やパラメトリック検定、ノンパラメトリック検定等のお話。以上で終了となりました。
・セミナー終了後に質疑応答。そこでは、ルーティンの仕事では検定や推定を使うことはないという意見がでました。私もそう思います。やはり、何か、学会で発表するような研究や調査をした時に使うことが多いと思います。
・余談ですが、統計で良く使われる記号。カイ2乗分布。カイ(χ)はエックス(x)と非常に似ていますよね。絶対にエックス2乗分布と読んでしまっている人がいると思います。
・医療統計概論を担当した佐藤先生。ありがとうございました。

【病院事務総論】
・まずは隣には同じ病院ではないメンバーで座ってくださいの提案がありました。確かにいろいろな病院からセミナーの話を聞きにきているので、話す機会がないのはもったいないです。席替えからスタートでした。
・2回に分けて、どんな書類を提出、報告しているのか。どんなデータを作成しているのかを隣同志で話合いました。病院が違うとやっていることが結構違いますので、この話合いは、非常に有意義でした。「へぇ~、そうなんだ」ということの連続でした。グループワークではなく、隣同志というのが良かったと思います。話が進みました。もっともっと時間がほしいくらいでした。他の病院との情報交換は大切ですね。
・最後の方になり、A病院、B病院の損益計算書。どちらの病院が存続するかの謎解きの問題。そんな視点で損益計算書の数字をみたことはなかったので、たいへん興味深い内容でした。そもそも、損益計算書のひとつひとつの項目の意味を良くわかっていなかった自分がいました。なお、謎解きの結果は、参加した人に聞いて下さい。
300804セミナー02
・病院事務総論を担当した近藤先生。ありがとうございました。

《生涯教育部より》
この度の震災に伴い会員の皆様にはお見舞い申し上げます。まだまだ予断は許しませんが、皆様体調にはくれぐれもご留意下さい。
次回のセミナーでも皆様にお会いできますことを願っております。

【文責:久保】

生涯教育セミナー(中級)

2018.08.28 UP

生涯教育セミナー中級が下記の日程で開催されました。
開催日:平成30年7月28日(土曜日)
場 所:北農健保会館(特別会議室)
単元「死亡診断書」(13:45~15:15)
単元「診療情報データ活用論」(15:30~17:00)

参加された方の参加記をご紹介します。
《生涯教育セミナー参加記:新札幌豊和会病院 山口 小百合》
今回は、「死亡診断書について」と「診療情報データ活用論」について学びました。

講義名:死亡診断書について
講師:古川 真紀子 先生

 死亡診断書の講義では、死亡診断書の概要と死因の概要、そして原死因選択のルールについて学び、それらを踏まえた上で診療情報管理士がどのように死亡診断書に関わっていくべきか、また、自院での死亡統計にそれをどう活かすべきかを教えて頂きました。
 死亡診断書マニュアルの内容やICD-10(2013年版)第2巻の内容について読むときのポイントや死亡診断書の法的位置づけなどもわかりやすく説明して頂いたので、今後の業務に生かせる内容でした。
中級セミナー01
 死亡統計を作成する際、特に原死因選択のルールについては、管理士の皆さんも頭を悩ませている業務の1つではないでしょうか。
 私は、自分でICD-10(2013年版)第2巻を読んでいた時には「原死因選択のルールは1つ1つの例は理解できても、少し違うと迷う」という繰り返しでしたが、今回の講義で、選択ルール・修正ルールについても丁寧に解説してくださり、迷うことが減るだろうと思います。
 また、死因統計を作成するだけではなく、死亡診断書の書き方について医師への働きかけも管理士の役割として大切であることも再認識致しました。

講義名:診療情報データ活用論
講師:久保 博文 先生
 
 診療情報データ活用論では、疾病統計の再確認と作成方法・利用できるツールについて、また実際に作成されている統計の例を見ながら臨床現場での活用について学びました。
 現時点で自施設にどんなデータがあるか、その中で使いたい情報は何かを整理した上で、更にそれらでは抽出できないデータを蓄積し活用することが必要であることを再確認しました。
中級セミナー02
 基本的な関数の使い方、また、見せたいものによってそれぞれ適したグラフの選び方、使用するツールなど、すでにデータを活用されている方には復習的な内容となりましたが、まだデータを活用しきれていない私のような者にとっては、これから使ってみよう(これなら出来そう、まずはやってみるか)と思わせてくれる内容でした。
 データを活用しきれてはいませんが、すでにデータを作成し、報告しているものもあり、それについては、グラフの見せ方を変えてわかりやすい報告書にしていこうと思いました。
 また、実際に作成されている統計の例を見せて頂いたので、それを参考に同じ統計を作成し、院内で報告出来るようにしたいと思いました。
 これからのセミナーも楽しみにしております。

《生涯教育部より》 最後に参加者アンケートの一部をご紹介いたします。
・死因選択ルールは、やはり難しいと感じましたが、精度向上の為に管理士として取り組むべき 
 ことについて大変勉強になりました。ありがとうございました。
・原死因と直接死因の違いをうかがえ、自己理解がすっきりできました。現場と理論の温度差の
 説明に活かしていきます。
・自院で求められるデータは何かを考えながらできる分析から取り組んでいきたいと思います、
 ありがとうございました。
・データの抽出やグラフの作成を結構やっているので参考になりました。

単元以外のコメントとして
「テーマを見て参加したが、期待していた内容と違った」、「初級、中級の違いがわからない」と言ったコメントを時折頂きます。
 この点につきましては、案内と一緒に単元ごとのシラバスをホームページで公開しておりますので参加をご検討される際にはそちらをご確認下さい。
 また、『生涯教育セミナースケジュールとねらい(2018.8.8)』を公開しておりますので今後の参考にして頂ければ思います。

『生涯教育セミナー』は、診療情報管理士の卒後教育・生涯教育として会員の方々のご意見を参考にさせて頂きながら今後も取り組んで参ります。

【文責:久保】

生涯教育セミナー(初級)

2018.06.12 UP

生涯教育セミナー初級が下記の日程で開催されました。
20180512-01開催日時 :平成30年 5月 12日(土曜日)
場 所:北海道大学病院 会議室棟 症例検討室 
単 元:個人情報保護概論
単 元:診療記録概論
単 元:医療統計概論

今回も参加された方の参加記をご紹介します。

《生涯教育セミナー参加記:勤医協中央病院 佐藤 文》
個人情報保護概論  講師 山口 華代子 氏
 個人情報保護概論は、「個人情報の保護に関する法律」について「法の基本と改正の経緯」、「『医療・介護関係事業者における個人情報ガイダンス』から」、「実務の取扱」、「身近なヒヤリハットQ&A」の4つのパートで講義が行われました。
 ビッグデータのような個人データの「有用性を確保する」ための「匿名加工」、第三者提供における「トレーサビリティの確保」等、個人情報データの利活用に向け、いかに保護を強化するか、など改正の要点について学びました。
 医療・介護分野では、家族・遺族といえども第三者であることを基本とする、など「ガイダンス」のポイントが話されました。
 実務では、電話対応で「個人識別番号」はこちらからは伝えない、公開情報であっても利用する際には保護の対象、などもありがたい情報でした。講師の山口さんが、「いつも立ち戻ることのできる資料としてまとめておきたかった」と話されていた通り、まさに個人情報保護法AtoZといった内容でした。
20180512-02
診療記録概論  講師 初山 貴 氏
 シラバスに書かれていた、「電子カルテとなって、『診療録・診療に関する諸記録』においては、『様々な記録の編纂』や『多岐にわたる情報の格納』という状況に拍車がかかっている」という事にハッとさせられ、受講しました。
 今一度関連法令・法規から診療録・診療記録を見返してみることとして、医師法、医師法施行規則、保険医療機関及び保険医療養担当規則、医療法、医療法施行規則、と復習する機会を得ました。
 また、PHRなど院内の記録に留まらない情報の在り方や今後の医学教育と診療記録との関連、POS等診療記録の記載について学ぶべき課題など、今後を見通す視野を話していただきました。
20180512-03
医療統計概論  講師 西村 智嘉男 氏
 平均点との比較だけでは順番はわからない、データのばらつきが問題、平均が意味を持つにはデータが正規分布していること、データのばらつきの大きさを示すのが標準偏差、というように、「平均、正規分布、標準偏差」の3つに絞った統計の講義でした。
 自分の無知に臆することなく、入口へ向かっていける気がして、シラバスのとおり、統計アレルギー反応を発症しない60分間でした。
 専門学校で統計の講義もされている講師の「類まれなる」お話に、「はい、少しは勉強してみます」と頭を下げた次第です。
20180512-04
《生涯教育部より》
最後に参加者アンケートの一部をご紹介いたします。

・個人情報を全て理解して誰かに説明できるほど理解できませんでしたが、改めて学ばなければならないことが自分の中で整理出来たのでセミナーを聞けて良かったです。
・改正個人情報保護や、実際の病院業務で使える内容を教えていただきたいです。 診療現場でのヒヤリハットQ&Aが、とても参考になりました。
・私は専門学校を出てまだ数か月だったのですが、POSに関しては、教科書に軽くしか記載されてなかったので、今回少しでも知ることが出来たので良かったです。
・診療監査は行っていますが、本当の監査がどういうものなのか今後も勉強させて頂きたいです。
・医療統計概論が、すごく分かりやすかったです。業務に活用できる内容でした。
・内容を簡単に説明して頂いたので大学の頃疑問に思ったことが少し解決しました。違う内容の講義を聞いてみたいと思いました。

単元以外のコメント
・年間スケジュールを知りたいです。
解答:年間スケジュールは、6月の診療情報管理研究会総会にて報告承認の後ホームページにアップを考えております。
・参加証は集まったらなにになるのでしょうか?
解答:当研究会より修了証などを検討しております。

 今回も定員40名のところ49名の方に参加を頂きました。次回セミナーでもお会いできますことを願っております。

【文責:久保】

生涯教育セミナー(中級)

2018.05.24 UP

生涯教育セミナー中級が下記の日程で開催されました。

開催日時 :平成30年 2月 24日(土曜日)
場所:社会医療法人医仁会 中村記念病院 5階講堂
単元:がん登録演習   (10時00分~12時30分)
単元:コーディング演習 (14時00分~17時00分)
午前の『がん登録演習』は、参加された方の参加記をご紹介します。

《生涯教育セミナーに参加して:王子総合病院診療録管理センター 延藤雅仁》
 今回の生涯教育セミナーには平昌オリンピックで盛り上がっている中、17名の方々が参加されました。
 今回はがん登録演習(膵癌、腎癌症例)をグループワーク形式で行いました。4グループに分かれグループ毎に進行し解答を発表。その後模範解答をもとにした解説という流れでした。
 解剖図が記載された用紙も配布され、がんがどこまで浸潤しているのか、所属リンパ節への転移はどこまで進んでいるのかという点を理解することも今回のセミナーでのポイントになっていました。
がん登録02
 膵癌の症例は取扱い規約で記載されている病理診断結果からUICC TNM分類へ正しく変換できるかという点が重要でした。
 腎癌の症例は自施設における初回治療の範囲を正しく判断できるかという点が重要でした。また、左右の腎にがんが発生しているという重複癌症例であり左右それぞれが登録対象になるという点にも留意しなければいけない症例でした。
 どちらの症例も私にとってはなかなか難しいと感じる症例でしたが、グループ内で意見を出し合うことで解答を導くことができました。
 今回の症例でポイントとなっていたところは今後のがん登録業務に活かせる内容であり、このセミナーを通して私自身さらにがん登録に関する知識を深めることができたと思います。今回学んだことを活かし今後の業務に励んでいきたいです。

午後の部 《コーディング演習 中級編》
テーマ :「サマリ・手術記録・病理診断から読み取るコーディング」
 当日は、2月ということもあり寒く、雪のため道路事情も悪い中22名の方にご参加いただき、定刻通り14時に生涯教育部長 久保 博文の開催挨拶にてはじまりました。
 グループは参加者のコーディング歴を基本に5グループに分け、各グループで進行役、書記、発表者をきめ演習開始となりました。
 グループワーキングでは、様々な意見をディスカッションすることを目的に、次の5症例にて演習を行いました。

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① 右乳癌の手術目的入院
② 肺癌骨転移に対する放射線治療目的入院
③ 転移性脳腫瘍に対する開頭手術とガンマナイフ治療目的入院
④ 心房中隔欠損症や弁膜症の手術目的入院
⑤ 肝細胞癌の手術目的入院

 事前に症例配布していることから各自の解答を持ち寄り、各グループ内でディスカッションし進行役が活発な意見交換をまとめ解答用紙に記載して1グループ1症例ごと発表していただきました。
 最初に①②③症例をまとめて検討し、コーディング委員から解答解説をしました。その後15分間休憩をはさみ④⑤症例をグループ検討し委員から解答解説という形で行いました。

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 委員会解答の解説では、ICD-10(2003年版)第3巻索引からコードの導き方や、症例ごとの手術記録の読み取り方、病理診断報告書からのコーディングについて、解剖的な話を交えてスライドを使用し説明しました。参加者もメモをとりながら真剣に学習しておりました。

最後に参加者アンケートの結果を交えてご紹介いたします。

 参加者の内訳は、22名中11名が20歳代と半数を占め、コーディング歴については経験なしが4名、1年未満6名、2~5年が8名、5年以上が10名と、今回は5年未満の参加者が大半でした。
 症例ごとの難易度としてもっとも難しかったのは症例④の心房中隔欠損症で、心臓手術の略語や文章の量が多く症例を理解するまで時間がかかったことや解剖的なことが難しかったとの意見がありました。
 症例①では、乳腺症や皮弁うっ血のコーディングが難しかった。症例②では、溶接工肺のコードの引き方がわからなかったことやZコードをつけ忘れたなどの感想がありました。
 全体的満足度は、10段階のうち7~8が14名で10の充実が5名と高い満足度をいただくことができました。全体を通しての感想として、「はじめての参加だったが勉強になった」「グループワークでは自分のみつけることができないコードや病名がわかり勉強になった」「グループ演習は多くの事を学べて楽しく、情報交換もでき人脈も広がり有意義な時間をすごせました」など沢山のご意見をいただきました。
 今後希望することとしては、演習前にDrによる講義があると良い、解説に使用したスライド資料も欲しかったなどのご意見もいただきました。これらのアンケート結果を今後の生涯教育セミナーに活かしていきたいと思います。
 次回セミナーでもお会いできますことを願っております。

【文責:相川】

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