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第157回北海道診療情報管理研究会学術集会(報告)

 令和元年12月7日(土)株式会社 ほくやく にて、第157回北海道診療情報管理研究会学術集会開催されました。
 今回は会員の皆様による下記12題の研究発表があり、診療情報管理業務や院内がん登録業務をはじめ、DPCデータ分析、地域連携での紹介情報分析など多岐にわたる内容の発表がありました。
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第1部
1.院内がん登録における登録対象の判定作業効率化への取り組み
        王子総合病院 診療録管理センター 髙橋 志穂
2.がん登録業務の体制強化を目指した取り組み
        製鉄記念室蘭病院 診療情報管理課 佐藤 育美
3.地域医療連携室への看護職配置と外部コンサルトを導入した増患対策について
        旭川赤十字病院 医療社会事業部 地域医療連携室 山田 浩貴
4.かかりつけ医に対する退院時サマリー送付の取り組みについて
        旭川赤十字病院 医療社会事業部 地域医療連携室 山田 結香
5.当院における紹介患者情報の経年比較及び分析
        札幌南三条病院 情報管理室 高倉 絵美
6.死因としての老衰について
        中村記念病院 院長 中村 博彦

第2部
7.当院の DPC/PDPS の現状とこれから
        国立病院機構旭川医療センター 診療情報管理室 佐藤 慎介
8. DPC データと医療情報システムの情報を結合した分析帳票作成の取組
        北海道大学病院 経営企画課 初山 貴
9.電子カルテ更新時における診療記録の運用について
         名寄市立総合病院 診療部 診療情報管理室 昆 貴行
10.診療情報データを利用した肺血栓塞栓症予防実施率の妥当性検証手法の検討
         社会医療法人札幌中央病院 事務部 診療情報管理課 佐藤 舞
11.転倒予防ラウンドチームへの情報提供と効果
         王子総合病院 診療録管理センター 久保 博文
12.医療事故調査制度施行における死亡症例検討会の取り組みについて
         北見赤十字病院 事務部 診療情報管理課 石本 莉奈

 第1部では、院内がん登録体制強化や判定作業効率化の発表があり、すぐにでも自院へフィードバックできる内容でした。
 また、地域連携業務での発表では紹介状情報と外来病名、入院情報を結び付けて分析を行った事例や、かかりつけ医に対して地域連携システムを活用してサマリーを送付する取り組みなど、診療情報管理士の活躍の広がりを実感させられました。
 さらに、1部最後の中村会長の発表では「死因としての老衰について」を原死因の定義から死因統計の目的、WHOの分類規則に則し「死亡診断書に老衰と記載することは避けるべきである」と診療情報管理士に熱いメッセージをいただきました。

 第2部では、院内の診療情報データを活用した事例の発表があり、診療情報管理士はコーディングやがん登録のみならず、DPCデータ等の診療情報分析でも活躍していると実感いたしました。
 また、電子カルテ更新時のカルテ運用や医療事故調査制度の発表もありました。
 例年、この研究発表会は日本診療情報管理学会などの全国レベルの発表からすぐに自院で取り組める内容のものまで、とても内容が充実していると思います。
 当日参加された会員の皆様には、これらの発表を参考に、自院へフィードバック、アクションを起こしていただければと思います。
 そして、その結果を次回の研究発表会で発表していただければ幸いです。
 今回、学術研修部の不手際にて開催レポートが遅くなりましたこと、この場をお借りお詫びいたします。

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(担当理事 山田)