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生涯教育セミナー(中級)

生涯教育セミナー中級が下記の日程で開催されました。
 開催日:平成29年5月13日(土曜日)
 場 所:北海道大学病院 会議室棟 症例検討室
 単元「社会保障概論」 (14:00~15:30 )
 単元「データベース概論」(15:40~17:10 )
今回は参加された方の参加記をご紹介します。

《生涯教育セミナー(中級)に参加して :情報大学 海老名》
一部「社会保障論」 ソーシャルワーカー 田中 裕司先生
 講義内容は①社会保障と基本的人権②社会保障制度の概念、目的、機能、体系、内容
③社会福祉の法制度④地域包括ケアの概念を理解する⑤医療現場における事例であった。
中級 社会保障01 初めに社会保障政策議論の歴史について説明があった。日本の社会保障政策議論は日本国憲法が施行され、「生存権」が規定されてからであることに驚いた。世界ではロシア革命以後に社会保障政策の議論が始まったとのことで日本は遅れていたのだと分かった。
 社会保障の目的は「国民の生活の安定が損なわれた場合に、国民に健やかで安心できる生活」を保障することである。社会保障の機能は国家である。「ゆりかごから墓場まで」のスローガンは国民の生活を生涯にわたり支ええる社会保障制度の在り方を分かりやすく譬えた言葉であり各国の社会保障の指針であると説明された。
 社会保障の財源の問題、医療保険制度、年金制度の体系、公的年金全体の資金の流れについて説明された。地域包括ケアでは介護保険の仕組みそのものが変わってきている。
 超高齢化社会に向け自助・互助を基本とする地域包括ケアシステムの理念が、社会保障の解体化を促進する側面があると話された。
 90分の時間の枠で盛りだくさんに講義して頂き勉強になりました。機会があれば今回の講義の一つずつ時間をかけてお聞きしたいと思いました。
中級 社会保障02
2部「データベース概論」 北海道がんセンター盛永 剛先生
 テーマはデータベースの基礎知識を習得しようとのことで普段、何げなく使っている言葉の説明から入りました。「データ」と「情報」の違い、更にデータベースは何かについて事例を上げ分かりやすく説明された。
 データは活用されるためにあるそのために「データベース」を使用する、広義の意味でのデータベースについても話されました。
中級 DB概論01 データベースの種類と特徴では現在最も普及しているRDB(リレーショナルデータベース)についてメッリト、デメリットを詳細に説明されました。RDBに慣れるためにはアクセスやファイルメーカーがおすすめとのことでした。丁寧に分かりやすく事例を上げての説明は実務で使える講義内容でした。
中級 DB概論02《アンケート一部紹介》
・社会保障概論は、ぼんやりととらえていた事がはっきりと理解することが出来ました。
・2講目のデータベース概論がとても分かりやすい講義でした。苦手意識を持っていた分野でしたがその意識を少しなくすことが出来ました
・データベースについて更に聞きたいと思いました。今後も参加したいです。
【編集:久保】