生涯教育セミナー(中級:コーディング演習)
平成28年11月26日(土曜日)北海道大学病院ゼミナール室において、診療情報管理士資格取得者・実務者を対象に、生涯教育セミナー コーディング演習(中級)が行われました。
生涯教育セミナー がん登録演習(中級)単元が同時刻・別会場で開催されたこともあり、参加人数は総勢14名と少なめではありましたが、和やかな雰囲気の中で、グループワークが始まりました。
今回の演習は、症例の事前配布、事前解答での参加ということもあり、参加者は準備が大変だったかと思います。バラエティーに富んだ6症例に対し、グループワークはスムーズに行われ、各自の解答を元に、和気あいあいと検討しているのが印象的でした。
1症例目は、感染性心内膜(リウマチ性と非リウマチ性の違い)。2症例目は、急性心筋梗塞(サマリから、詳細コード選択)。3症例目は、アスペルギルス症(病理結果により主病名が変更)。4症例目は盲腸腺腫内癌(病理結果より、性状不詳コードから上皮内がんコードへ変更)。5症例目は小腸穿孔(外科手術症例。手術記録・病理・サマリの情報整理)。6症例目はIgA腎症(病理結果で、詳細コード選択)。
以上6症例について、1症例毎に、グループ検討し、解答を発表していただき、模範解答および病態を含めたコーディングポイントについて、スライドで担当者が解説を行いました。
なかなか経験する機会のない症例もあったかと思いますが、サマリ以外の記録からも情報を読み取り、ICD-10コードに反映できていたグループが多かったようです。
何より、グループワーク中、活気あり、笑いありで終了できました。
「グループワークも案外いいね!」と思っていただけたら、幸いです。
そして、少しでも、日常業務が楽に?なるよう当セミナーが活用されることを期待致します。一緒に学んでいきましょう。要望、お待ちしております。
参加していただいた皆様、本当にお疲れ様でした。
【文責:戸田、担当理事:久保】